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汗の結晶くるみのお菓子

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すっかりご無沙汰しているうちに、今年も押し迫ってきてしまいました。
一年が過ぎるスピートは加速度的に上がるっていいますが、あれは本当ですね。

さて、最近栃木県の道の駅で殻付きのくるみが売られていたので買ってきました。
くるみはよく買ってきてオーブンでローストして食べてるんですが
殻付きの国産品を買うのは初めて。

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が、しかしですよ。
買った時のわくわくは、殻を外しにかかって5分で消え失せました。
これは…大変です!!いや本当に。

フライパンで空炒りすると、殻に隙間があくのでそこから割ると説明書きにあるので
その通りしてみたのですが、半分くらいしか開かない。
開いたのは確かに包丁を差し込んでまな板にコツコツと叩きつければ
きれいにパカッと開きます。

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しかし、開かないもんは、開かないんですよ。
トンカチで全力でたたいても、バイ~ンとはね返って手がジーン。

最終的には大工仕事の時に木材を挟む道具を使って割りました…。

手を負傷しながら取り出した、血と汗と涙(は流してないか…)の結晶のくるみを使って作ったのは
「クロッカン」というお菓子。

このお菓子は小嶋ルミさんの著書にあって、前から作ってみたかったものなのです。

ミトン流シンプルテクニックのお菓子 (主婦と生活生活シリーズ)

小嶋 ルミ / 主婦と生活社



本ではヘーゼルナッツが使われていますが、そこを同量のくるみに変えて。
小嶋ルミさんのレシピは材料も温度も測って、きちっと作ると感動の仕上がりが
約束されています。
だから普段は材料を変えることはしないのですが、今回だけは変えさせていただいて。

プロセスごとに写真と詳細な説明があるのでとてもわかりやすく、初心者の方はもちろん
お菓子を作り慣れている方にとっても発見の多い本なんじゃないかと思います。
焼き菓子、冷たいお菓子、ケーキ、ジェノワーズの4部門に分けてそれぞれ定番のものから
材料にひねりの効いた応用編まで幅広く紹介されています。

今回のクロッカンのレシピは焼き菓子の中に入っています。
卵白と砂糖、ナッツ、インスタントコーヒーの4つの材料だけで作れるんです。
焼きたてはふにゃふにゃですが、冷めるとさっくりと軽くて
ナッツが香ばしく、とても美味しいですよ。


けどまあ、やっぱりくるみは殻むいたやつにしよう…と決めた今日この頃です。


ごちそうさまでした。

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# by recipereview | 2011-12-12 08:40 | デザート

秋刀魚が旬を過ぎてしまったら。

秋刀魚が旬を過ぎてしまったら。_f0217951_846815.jpg


脂ののった秋刀魚もそろそろ終わり。
うちでは秋刀魚といえばもっぱら塩焼きなんですが、ちょっと細身になってきた
秋刀魚を使って煮物を作ってみました。

前から缶詰の秋刀魚が好きだったので、煮物は美味しい!と思ってたのですが
秋刀魚を買ってくるとなんだか自動的にグリルに直行。
簡単だし美味しいし、塩焼き最高ですけどね。
たまには目先を変えて、ということで。

こぐれひでこのおいしいスケッチ (新潮文庫)

こぐれ ひでこ / 新潮社



この本に載っている秋刀魚の酢醤油煮がとっても美味しそうだったんです。
水は一切使わずぶつ切りにした秋刀魚を生姜と一緒にひたすら弱火で煮るだけ。

うちは甘めが好みなので本の分量より甘みを増やし、さらに柔らかくするため
圧力なべで30分加熱しました。
分量は、秋刀魚5尾に対して酒2カップ、酢1カップ、しょうゆ、みりん各大さじ2、砂糖大さじ1強
でバッチリでした。

この料理、すごいのは肝ごと美味しく食べられるんです。
酢が効いているからさっぱり。
もちろん骨もあるんだかないんだか、ってくらい柔らかい。

こぐれひでこさんの本は何冊も読んでるのですが、どの本も
こぐれさん自身のおおらかさが伝わってきてすごく楽しい気分になります。
それに「これ大丈夫?」ってくらい斬新なレシピが紹介されていても
こぐれさんのだから美味しいんだろうな~と思うくらいの説得力をひしひし感じます。

たとえば「いちごとパスタ」とか。
うーむ…来年春にやってみようかな…。



ごちそうさまでした。

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# by recipereview | 2011-11-09 09:05 | いつものごはん

栗の渋皮煮と甘露煮。

栗の渋皮煮と甘露煮。_f0217951_8265355.jpg


今年は栗が不作だったそうで、なかなか店頭に並びません。
毎年お正月の栗きんとん用に栗の甘露煮を作るのですが、
このままじゃ間に合わない!と業を煮やして、初めてお取り寄せをしてみました。

お正月用だし、と奮発して丹波栗です。
届いたのは一粒がでっかい立派な栗。
大きさのわりにお買い得な値段だったので心配だったのですが
虫食いも少なくて一安心。


あんまり大きいので渋皮をむいて一回り小さくするのがもったいなくて
半分は渋皮煮にしました。

今回は以前もご紹介したことのあるこの本のレシピで。

「分とく山」野崎洋光が求める美味しい方程式の原点

野崎 洋光 / 文化出版局



この本のレシピって本当に革新的です。
渋皮煮は何度も茹でこぼすもんだと思ってたら、大根おろしの汁と重曹を入れて
ひたすら弱火で1時間煮れば良いって書いてあるんですよ。

ほんとかなーとちょっと不安になりつつ、書いてある通りに作ってみたら
本当に渋味のない、美味しい渋皮煮が出来上がってちょっと感動してしまいました。


栗の渋皮煮と甘露煮。_f0217951_8363372.jpg

もうひとつの甘露煮はいつもよりひと手間加わってます。
下ゆでした後、直接砂糖を投入しないで、
別に蜜をつくってそちらに移して煮含める蜜煮です。

確かにこうすると上品な味!
正月にもってこいですな。

渋皮煮を包丁で切ってちょこちょこつまみつつ(なにせ1つがおっきいから)
今から正月の栗きんとんに思いをはせているわけです。


ごちそうさまでした。

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# by recipereview | 2011-11-06 08:40 | デザート

イチジクの秋

11月に入りましたね。早い早い。今年もあと2カ月。

八百屋さんに並ぶイチジクもそろそろ終わりの様子。
大ぶりのお買い得イチジクでケーキを焼いてみました。

イチジクの秋_f0217951_8171084.jpg


実は、これ去年も焼いたんですが、ちょこっと変えてみました。
今回はイチジクを形の底に並べて上に生地を流し込み、逆さまにしてみました。

ちなみに去年はこれ↓
イチジクの秋_f0217951_8183967.jpg


そして今年の上から見た図。
イチジクの秋_f0217951_8192328.jpg


去年の方がきれいですかね……

来年は生地の上にイチジクをのせる方向で。
タルトタタンみたいでいいと思ったんだけどなぁ。


生地はアーモンドプードルを半分くらい混ぜました。
イチジクって甘すぎず、お酒に合うし、なんかちょっと不思議な果物ですね。
これが出てくると、「ああ、秋だな」と実感します。

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# by recipereview | 2011-11-01 08:23 | デザート

モントリオールのベーグル二大勢力

モントリオールで食べた美味しいもの第二弾は、ベーグルです。

ベーグルといえばユダヤの人々が食べていたパンが元になっていると言われていますが
なんとなくニューヨークが本場だと思ってました。
それが、モントリオールでもよく食べられているとか。
しかもニューヨークとは一味違うそうで。

調べてみたら老舗は二つ。
「St.Viateur」と「Fairmount bagel」という店です。
どちらも24時間営業で、場所も割と近いんです。

まずは「St.Viateur」の方へ。
モントリオールのベーグル二大勢力_f0217951_13303069.jpg


いくつか店舗があるのですが、ここはカフェが併設された店で、色んなベーグルサンドがありました。
私はトラディッショナルってやつを注文。
モントリオールのベーグル二大勢力_f0217951_13321860.jpg


予想はしてたけど、すんごいボリューム…
ベーグルが見えませんけど、二つに割ってあって片方にはクリームチーズ、
もう片方にはスモークサーモンがどっさり。
さらに新鮮なサラダは好きなものを選べます。

これは完食できないかも…と思いつつ食べ始めたら、
美味しくて気付いたら皿の上がきれいになってました。

ベーグルっていうとむっちりしていて、中身が詰まっていて
1個食べたら「もーいいや」って思っていたのですが、
モントリオールのものはふかふかしていて軽めですね。
私はこっちの方が好きです。
卵やはちみつが入るからふわっとなるんだそうです。


さて、もう一方の「Fairmount」。
モントリオールのベーグル二大勢力_f0217951_13382347.jpg


地下鉄の最寄り駅を出て、10~15分くらい歩きます。
静かな住宅街の中にありました。
店に入ると所狭しとベーグルが!

モントリオールのベーグル二大勢力_f0217951_13393587.jpg


豊富な種類に迷いつつ、後ろには行列があるのでそんなに悠長に
やっていられず、片っぱしから1個ずつ買ってみました。

健康的な全粒粉シリーズもいいですが、やっぱり一番人気だという
「セサミ」が一番美味しく感じました。
とにかくごまが香ばしくて、生地はふっくら。
あーうちの近くにもできないかしら。

帰りの飛行機に乗る前に買ったので、スーツケースに詰め込んで
帰ってから冷凍してちょびちょび食べました。

二つの店のどっちがいいか…
うーん、決められません!!

すいません、こんなへっぽこな結論で…


ごちそうさまでした。

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# by recipereview | 2011-10-27 13:47 | 旅先のごはん

amiといいます。料理と本と畑の毎日。料理本が好きで、読んでは作ってみるのがやめられません。


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